消息を絶ったマレーシア航空370便の機体の一部らしきものを中国の地球観測衛星が見つけたと、22日(2014年3月)に新華社通信が伝えた。「中国の発表によれば、漂流物が確認されたのはオーストラリア・パースから約2600キロ離れた海上です。20日にオーストラリアが発表した場所から約120キロ南西に流されたインド洋上で、物体の長さは22メートル、幅13メートルほどでした」(森圭介アナ)
天候不順で近づけず
オーストラリア空軍や米海軍、日本の自衛隊の哨戒機などが付近の海域を捜索しているが、天候不順による視界不良や現場まで片道4時間かかるため、海上からの確認はまだできていない。
司会の加藤浩次「やはり海流に乗って流されているのでしょうかね」
森「海流は南の方から北に向かって流れています。中国の衛星による確認はその流れに逆行する形で流されたことになるので、オーストラリアの衛星が確認した漂流物と中国の衛星が撮影した物は別な物ではないかと見る専門家もいます」
コメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)「衛星の高度や機能は各国にとってトップシークレットですからね、詳しいデーターについてはなかなか発表しないんです。でも、行方不明は多数の人命がかかっている。持っているデーターをお互いに公表して、協力して捜索にあたって欲しいですよ」
墜落したことが確認できたとして、機体やフライトレコーダーの回収はできる海域なのか。回収できないと370便で何が起こったのかがわからない。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト