<1年前のワイドショー>ネズミにかじられ福島原発「再爆発」危機!当時から指摘されてた東電ずさん対策

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   東京電力福島原発では依然として汚染水流出し、原子炉では溶けた燃料が超高濃度放射線と高温を発生し続けている。4号炉からの使用済み燃料棒も搬出もわずかなミスで大事故につながる綱渡りの作業だ。事故は終息どころか、いまだに一触即発の危機状態のままなのである。そんな福島原発で、1年前に「スワッ、再爆発か」という場面があった。<福島原発「停電」復旧せず!燃料プール冷却ストップで温度上昇―今晩ヤマ場>(フジテレビ系「とくダネ!」)という事態となり、冷却不能寸前まで行ったのだ。

   幸い、停電は配電盤の中にネズミが入ってショートしたためと分かって、<犯人ネズミでよかった!「福島原発停電」2年たっても危機的事態と背中合わせ>(テレビ朝日系「モーニングバード!」)、<福島原発冷却システム停止「昭和の学生下宿のようなお粗末さ」>(「とくダネ!」)とワイドショーは伝えた。

   この時、<停電だけじゃない!福島原発2年たって「仮設設備」寿命…汚染水タンク劣化>(TBS系「朝ズバッ!」)と警鐘を鳴らしたが、すでに汚染水は貯蔵池からあふれて周囲にしみだし、あわてて移した貯蔵タンクも漏れっぱなしだった。

   電力業界、経済産業省はまるで福島原発事故などなかったように原発再稼働を急ぎ、安倍内閣は原発依存度を減らすどころか、「重要なベースロード電源」と位置付けたエネルギー計画の閣議決定を進めている。劣化しているのは福島原発のタンクや施設ばかりではなく、原子力ムラの頭の中だろう。(テレビウォッチ編集部

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