「週刊朝日」「サンデー毎日」学歴社会批判しといて東大・京大合格ランキングもうやめろ
この時期恒例なのが『週刊朝日』と『サンデー毎日』の「東大・京大 合格者高校ランキング」だが、私はこの手の企画は好きではない。学歴偏重はいけない、東大ばかりが大学ではないと自分のメディアではいっているのに、内心では東大・京大神話を守りたいのは自分たちだと『自白』しているのがこの企画だからである。
そこで買ってみたついでに、東大入学の上位校をこっそり教えちゃおう。1位・開成(東京)、2位・灘(兵庫)、3位・麻布(東京)、4位・駒場東邦(東京)、5位・聖光学院(神奈川)、6位・桜蔭(東京)、7位・栄光学園(神奈川)、8位・東京学芸大附(東京)、9位・渋谷教育学園幕張(千葉)、10位・海城(東京)、11位・ラ・サール(鹿児島)、12位・久留米大附設(福岡)、13位・日比谷(東京)。日比谷を筆頭に、一挙に13人増の岡山朝日、12人増の水戸第一(茨城)など、公立高校が躍進したと大騒ぎしている。
多くのアルバイトを雇い、時間に追われて作る記事とはとうてい思えない。売れるからやっているのであろうが、そろそろやめたがいいと思うのだが。
ついでに、がっかりした記事は『週刊ポスト』の「65歳からのハローワーク」という特集。もう10年ぐらい生きるのならば、何か仕事でも見つけようと思ってさっそく読んでみたが、できる仕事といえば以下のようなものばかりである。タクシー乗務員、マンション管理、介護スタッフ、警備スタッフ、工事現場の誘導員、ゴルフ場の清掃業務、駐輪場の管理、コンビニ店員、学校の警備員、食堂のスタッフ、コールセンター。もちろんこの仕事がいけないというつもりはないが、わざわざ週刊誌で特集を組むほどのものではない。