預かっていた2歳の男児・山田龍琥君を死亡させて放置したとして逮捕された物袋勇治容疑者(26)は、「午後1時ごろ薬を飲んだら寝込んでしまい、翌朝の朝7時ごろに目を覚ましたら死んでいた」と話しているというが、近所のパン屋の店員はこんな話をする。
「午後1時過ぎにパンを買いに来ました。そして、外に出て信号待ちをしている間に買ったパンを食べ始めました。不思議な人だなと思ったことを覚えています」
阿部祐二リポーター「警察は窒息死させられた可能性も視野に調べています」
布団にうつ伏せに寝かせたままでも口塞がれる
元東京都監察医務院長・上野正彦氏は「大人でも全身に布団を被せられたら息苦しくなります。2歳の子ならなおさらで、うつ伏せに寝かされて布団を被せられたら圧迫され、口が塞がれて呼吸ができなくなります」と説明した。
コメンテーターの宮崎哲弥(評論家)「今回の事件は、他の人との関係性が薄くなっていることを物語っています。相手の氏素性や住所などを確認しないままに、メールだけで子供を預けるということがまかり通っているということですね」
大沢あかね(タレント)「ネットで偽名を使い、代理人に子供を引き取らせているわけですから、手口としてかなり悪質ですよ。何らかの制度を作る必要があると思います」
資格制度は必要だろうが、作ったら作ったで「資格のある人なら大丈夫」とだましの手口が巧妙になるだけだったりしないか。子どもを預けるのにふさわしい人物かどうかを自分で判断せず、ネットの仲介サイドまかせにしているところに落とし穴があるのだろう。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト