ネットで『見ず知らず』に子供預ける母親…不見識か、切羽詰まって仕方ないか

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   埼玉県富士見市のマンションの一室できのう17日(2014年3月)、2歳児が死亡しているのが見つかった。死亡前後の状況が不審なことから、子供を預かっていたベビーシッターの男性に刑事的責任がある疑いが浮上している。

   男性はおととしから週に1度、神奈川県横浜市の託児所で働いており、一定の保育の実績はあったという。保護者の話では「優しそうな感じの先生」であり、「いつもニコニコしていた」そうで、とくに悪評は聞かれなかった。

待機児童など行政の遅れ

   2歳児の母親は男が運営するベビーシッターサイトを通じて、8か月の子供とともに預けていた。しかし、保育場所や携帯電話番号などは知らず、連絡はメールだったという。

   フリーキャスターの宮田佳代子は「目に見えないものを信じすぎたのは絶対におかしい」と批判し、羽鳥慎一キャスターは「家族や知人に預けられない人もたくさんいる」「切羽詰まった状況だったのかもしれない」とフォローしていた。

   また一方で、舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)は「たしかに今回の女性は不見識だったと思うが、根本は子供をどう預けたらいいのかと悩み、悲鳴をあげている人が多いことですよ。(待機児童の解消などは)国がもっとも手立てしていかなきゃいけないところだと思いますね」と国の責任追及の手もあがった。

   たしかに、子供は現在、国の稀少な宝だとはいえ、結局のところわが国の美しい伝統も大事だ。女性が自助で家庭で大事にウツクしく育てるべきだということなのだろう。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト