資格も規制もないベビーシッター!名前も住所も知らない兄ちゃんに子ども預けるか!?

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   ベビーシッターに預けた2歳の男児が埼玉県富士見市のマンションで死亡しているのが見つかった。警察はマンションにいた20代の男を任意で調べている。マンションでいったい何があったのか今のところ不明だし、インターネットを通じて素性も分からない若い男に子どもを預ける親も解せない。

預けた2泊3日、母親はどこで何してた?

   母親(22)はベビーシッター仲介サイトを通じて、死亡した長男と次男(生後8か月)を預かってくれるよう男に依頼した。14日(2014年3月)夜、横浜市磯子区のJR新杉田駅で男の代わりに来た男性に2児を預け、その男性は1時間後に横浜駅でベビシッターの男に渡したという。

   ところが、母親が15日午前にメールで2児の様子を聞いたあと連絡が途絶え、引き取る予定の16日になって磯子署に相談して居場所が分かった。保護された弟は命に別状はないが、長男の遺体にはアザのような痕が数箇所あったという。

   ネットの仲介サイトを通じて2児を預けた母親はシングルマザーで、預けた男のフルネームも住所も知らず、初対面なのに簡単に14日から16日までの2泊3日を託している。

アルバイト多く「玉石混交」

   利用者とベビーシッターを引き合わせるこうした仲介サイトは利便性からけっこう普及しているらしい。国家資格の保育士と異なり、シッターは特別な資格を取る必要がなく、厚労省も実態を把握していない。利用者とシッター合わせて1万5000人以上が登録している大手の仲介サイトもある。シッターはアルバイト的にやるのも多いのだろう。関係者によると「玉石混交」という。

   全国保育サービス協会の岩久由香理事は「インターネットで調べた後、必ずどういう事業者か、実際に連絡してどんなベビーシッターがいるのか、事前に調べるべきです」という。しかし、一般の人がどこまで調べられるかは疑問がある。

   三屋裕子(スポーツプロデューサー)「自分の所に来てもらうんじゃなくて、相手のところに行き、どんなところで自分の子どもを預かるのか、本名とかできれば素性も含めて調べておく必要がありますよ」

   ネットは便利だけど、何者なのかわからないのが相手であることを忘れてはなるまい。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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