マレーシア航空機まったく逆方向に飛行?マレー半島の反対側海域でレーダー機影

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   「不思議ですね。多くの国が捜索して、6日も経っていまだに見つからない」と羽鳥慎一キャスターは首をかしげる。マレーシア航空機の捜索は進展がないまま5日が過ぎた。

   過去には、海上で消息を絶って発見されてない飛行機もあるという。1979年に成田空港を出発したヴァリグ・ブラジル航空の貨物便機で、「銚子沖750キロあたりで姿を消して、いまだに見つかってない」(元日本航空機長の塚原利夫氏)

   しかし、情報技術が進み、衛星が地上をくまなく監視し、携帯電話でも所在地がわかる現在、240人が乗った全長60メートル超のジェット機が見つからないのである。

低空低速で1時間以上も飛行できるか?

   航空評論家の小林宏之氏はこう言う。「これだけ捜索して機体のオイルや浮遊物がまったく見つからないとなると、捜索してる範囲と機体のある場所がかなりずれているのではないか」

   マレーシア軍のレーダー解析によれば、マレーシア機の可能性がある飛行物体がベトナム方向とは反対側のマレー半島西側のマラッカ海峡で確認され、この海域も捜索範囲に加えられたという。もしそうだとすれば、最後の交信後に進路をUターンし、なんの連絡もなく緊急の信号も出さずに1時間以上、低空を低速で飛び続けたことになり、これも極めて不思議な事態だという。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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