消費税8%あと2週間!家電店だけじゃない…写真館、墓石、酒屋にも駆け込み客

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   消費税8%増税まで2週間余りとなり、駆け込み需要もいよいよ最終コーナーだ。中古車や家電製品、貴金属など高額商品が売れているが、意外なものが注目されている。

秋の七五三写真まで「今のうちに撮っとけば5%」

   こんなところに…と思うのが東京・目黒の写真館だ。小さな子供たちがおしゃれをしてカメラに向かっている。主人に聞くと「端午の節句の記念写真ですね。七五三の写真という方もいらっしゃいます」。ずいぶん気の早い話だ。それだけではない。誕生日の写真を前倒しで撮る家族もいる。3月中の平日プラン2万9800円が4月から約1000円アップするということで、客数は例年に比べ3割ほど増えているそうだ。

   墓石を扱っている東京・品川の石材店でも契約件数がいつもの年の3割増という。「1回買えば3代にも4代にもわたって使えますので、いずれ買うなら今のうちということで」と社長。命日や法事の関係で実際に引き渡すのは先になっても、「3月いっぱいの契約なら5%据え置きでやらせていただきます」

   司会の加藤浩次「買わなきゃいけない、という気持ちになってくるのが怖いよね」

   コメンテーターの本村健太郎(弁護士)「家電の買い替えのタイミングは、結構微妙ですよね」

   加藤「家電とかはオープン価格じゃないですか。いま買っても、1か月後には値下げになっているかもしれない」

   キャスターのテリー伊藤「判断難しいですよね。4月になってみんな買わなくなると値引きの可能性がある。いま買った方がいいといったら、あとで抗議されるかもしれない。私はコメントを控えたいと思います」

5%にアップのときも品薄になった酒…花見準備、人事異動と重なり普段の3倍

   消費税が8%に引き上げられるのは4月1日(2014年)の火曜日だが、1997年に3%から5%に引き上げられた時も4月1日は火曜日だった。その時に駆け込みで重要で品薄になった商品はなにか。

   4月1日はちょうど花見の時期で月末が週末にかかる。人事異動の季節でもあり歓送迎会も多い。そこで欠かせないのが酒だ。都内の酒類販売店によると、その年は出荷数が普段の3倍にもなって、配送が間に合わなくなり、銘柄によっては在庫がなくなったという。今年は配送のための車を増やし、メーカーとも連携して在庫の確保に努めるとそうだ。サクラの開花予報によれば、東京も大阪も満開は4月のはじめで、この時期が見頃のようだ。

   加藤「うーん、お酒は買っておくか」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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