存在まで怪しくなってきた「STAP細胞」別の万能細胞を実験用に提供?

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   理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーらが作成した夢の万能細胞のはずだったSTAP細胞は、科学上の新発見からいささか宗教的な要素を帯びつつあるようだ。

   羽鳥慎一キャスター「STAP細胞は現時点では存在しているんですか?」

   原元美紀リポーター「きのう(2014年3月)の会見で、(論文の共著者の)若山照彦・山梨大教授は何度も『信じたい』という言葉を仰っていました。研究の成功を信じたい、STAP細胞の存在を信じたい、研究に関わった人たちを信じたいと」

若山照彦教授「マウス実験に使った細胞の正体に確信ない」

   若山教授は「STAP細胞」を受け取って、それに万能性があることをマウス実験で確認したはずだった。しかし、論文の根幹部分で「不備」の疑いが生じた今となっては、自分が実験した細胞が「STAP細胞」だったのかどうかすら、(信じたいけれど)確信がなくなったそうである。

   では、STAP細胞の万能性とは何だったのか、その正体は何なのか。スタジオで解説を行った科学ライターの緑慎也氏によれば、「(万能性のある)ES細胞を独自に作ったものと言って渡した」可能性も考えられるという。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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