クアラルンプールから北京に向かっていたマレーシア航空機が南シナ海上空で消息を絶っている。「原因がまったくわからない」(羽鳥慎一キャスター)謎の事件だが、この飛行機には盗難パスポートを使用したらしい搭乗者が2人いた。コメンテイターでジャーナリストの青木理は「マレーシアから北京に向かう路線というのはテロの対象になりにくいような気もするが、可能性は排除できない」という。
クアラルンプールに引き返したレーダー軌跡
一方で、主翼に修理歴があったことやレーダーの記録から、機体が行方不明になる直前にクアラルンプールに向かって引き返していたような様子もあることから、「なにか問題があって、戻らなければいけない状況だったことも考えられます」(小松靖アナ)。
これについて専門家は、「引き返すときは管制とパイロットで必ず交信のやりとりがあるはずだが、それがなかったというのはちょっと不思議ですね」(航空評論家・小林宏之)首をかしげる。
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ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト