中国・習近平体制への牽制か
では、いったい何が起きたのか。勝谷誠彦(コラムニスト)は「中国では習近平のデビュー戦となる全人代が開かれている。そういう時期に昆明で人を切りつける事件が起き、なおかつ中国人をたくさん乗せた飛行機が不明になった。そんなに偶然とは思えない。狂信的なテロリストじゃなくて、情報機関がやろうとすれば、できないことじゃない」と話す。習近平体制を揺さぶるためのどこか「謀略」という見方もできるというのだが、とにかく機体を見つけてフライトレコーダーなりを回収しなければ真相の解明は進まない。
「面白いのは、当事国はベトナムだったりマレーシアでしょ。でも、アメリカと中国両方が艦艇を派遣してますよね。これはブラックボックスの回収戦ですよ。証拠をどっちが先に握るかという争いが始まってますね」(勝谷誠彦)
中国もアメリカも単なる事故、テロとは見ていないということだろうか。
ヤスベエ