「STAP細胞」詳しいマニュアルやっと公表!専門家から「論文通り作れない」に理研大慌て
さて、その朝日新聞6日付朝刊に話題のSTAP細胞の記事がちょこっと載っていた。<新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」について、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)は5日、詳しい作製手順をまとめた文書をウェブサイトで公表した。国内外の研究者から「論文の情報だけでは細胞を作れない」などとして、より詳しい手順の公開を求める声が出ていた。
今回は、この細胞の作り始めから終わりまでを8段階に分けたマニュアルを公表した。STAP細胞に変えたい細胞は事前に酵素などでバラバラにしておくことや、オスの細胞のほうがメスよりつくりやすいなど、細かな注意点も記した。(中略)
一方、論文の画像や他の論文の引用表記などに不自然な点があるとの指摘があり、理研とネイチャー誌が調べている。理研は「様々な指摘を真摯(しんし)に受け止め、調査結果が出れば速やかに公表する」と話している>
料理のレシピだってさじ加減などを細かく書くのに、世界的発見といわれたSTAP細胞の作り方を今頃になって発表するのは、週刊誌で「疑惑」を追及されているからだろう。
あれほど大々的に取り上げた新聞が、こんな大事なことを新聞の片隅に載せてすましてしまうこと自体、批判の対象になるはずである。新聞は自社の理系に強い記者を総動員してSTAP細胞の真贋について取材させたらどうなのか。それこそ新聞がやるべきことなのではないのか。