清原和博「覚醒剤疑惑」シャブ抜き入院ホントか?周囲も気づいた呂律回らず異常行動

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厚労省が「清原専従チーム」編成?立証難しい薬物事案

   こうした情報をキャッチした週刊文春取材班が、清原追跡を続けたところ、2月27日、都内の大学病院に入院したのが確認されたという。同日午後10時半過ぎ、清原は妻ではない女性を伴って大学病院の出口から現れた。日焼けした肌にゴールドのペンダント。短パンをはいた脛には龍の入れ墨。週刊文春が覚せい剤をやっているという話があるがと切り出すと、初めは呂律が回らないがそれなりに答えていたが、「いつ(病院に=筆者注)入ろうが、あなたに答える必要がない。そういう検査も含めて……、事務所から、きちんとした答えを出すって。そして、あなたが今言ったことを……。ね? もし違った場合、あなた、とことん追いつめますからね」

   そのあたりから清原の態度が急変したそうだ。記者からICレコーダーを奪い取り、カメラマンからもカメラを奪い取ろうとした。ガードマンが割って入ろうとすると、ガードマンから見えないように斜め後ろを向き、折れたICレコーダーの鋭利な部分に自らの左手の甲にあて、何度も傷つける自傷行為を繰り返したというのだ。グラビアには記者からICレコーダーを奪おうとして、記者ともみ合う姿が写っている。

   週刊文春は薬物使用の可能性が極めて高い清原への捜査当局の包囲網は狭まっているという。マスコミ関係者によれば、2011年頃にも清原の薬物使用の情報が出回り、マスコミが一斉にマークしたことがあったという。厚労省の麻薬取締部が清原を狙うチームを編成しているともいわれ、相当時間をかけて疑惑を追っていた記者もいたというのである。

   疑問なのは、以前も週刊文春は「CHAGE and ASKA」のASKA(飛鳥涼、本名=宮崎重明)がクスリ漬けだと報じたが、警察や麻薬捜査官が動いたという話は聞かない。今回の清原も、覚せい剤疑惑はかなり濃厚のようだが、事情聴取すら行われていないようなのはなぜなのだろうか。

   週刊文春は薬物疑惑を立証するのは困難であるという。<「覚せい剤が尿検査で検出できるのは、せいぜい使用から三日間。常用者でも十日間程度。髪の毛には長期間残留しますが、信頼度が低いので、裁判でも証拠にはなりにくい」(覚せい剤に詳しい医師)>

   小者ばかり捕まえているだけでは「クスリ抑止効果」は期待できないはずだ。男の顔は履歴書、女の顔は請求書という落語のマクラがあるが、清原の顔をじっと見ていると、彼の人生がそこに凝縮されているのがよく見て取れる。後半生をこれ以上汚さないでくれと、元野球少年は思うのだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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