「2つ玉低気圧」7日にかけ北海道厳重警戒!去年の猛吹雪「娘かばって父凍死」

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   きょう6日(2014年3月)は二十四節季の一つ啓蟄。冬ごもりをしている土の中の虫たちが姿を現すころなのだが、日本列島は冬に逆戻りである。北日本では6日から7日かけて台風以上の大荒れ天気が予想されている。春はいつやって来るのか。

964ヘクトパスカル!並みの台風以上の猛威

   きのう5日、静岡県御前崎では200ミリ近い雨量を記録した。原因は寒気を伴う日本海側の低気圧と暖かい空気を伴う南岸低気圧が東に進んだ「2つ玉低気圧」だった。2つ玉低気圧は6日朝には北海道上空で発達し、千歳空港は横なぐりの雪で滑走路が見えないほどだ。

   二つ玉低気圧は7日にかけて合体してさらに発達、北海道は猛吹雪になる可能性があるという。中心気圧は964ヘクトパスカルと並みの台風以上の勢力だ。予想される最大瞬間風速(陸上)は北海道で35メートル、東北の日本海側でも30メートルという猛吹雪になりそうだという。

   気象予報士の森朗森は「2つ玉低気圧の合体は昨年3月3日にも発生し、北海道・中標津町では猛吹雪の中、娘さんを寒さからかばって父親が亡くなった事故があったのもこの時です。暴風雪に遭遇したら、建物の中で天候の回復を待つ、車で立往生したら、雪に塞がれないようマフラーの確認をしてください」という。

   小松成美(ノンフィクション作家)「あういう悲劇は2度と起きないように注意していただきたいですね」

   では、春はいつやって来るのか。森によると、「寒さはしばらく続き、来週12日ごろから緩み、気温が若干上がってきそうです」という。

文   モンブラン
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