昨年2月(2013年)に日本人少年と組んで、東京・吉祥寺の路上でアルバイト山田亜理沙さん(当時22歳)を刺殺して財布を奪い、強盗殺人などの罪に問われていれるルーマニア人少年(18)の裁判員裁判で、東京地裁立川支部はきのう4日に求刑通りの無期懲役を言い渡した。弁護側は殺意はなかったと主張したが、共犯の日本人少年との間で罪のなすり合いが続いた。
「日本人の少年から『オレが刺すからお前も刺せ』と言われた」
阿部祐二リポーター「裁判では日本人少年の言い分とルーマニア人少年の主張がまったく食い違いました」
ルーマニア少年が「脅すだけでなく、刺した方が確実に金品を奪えると日本人少年が話した」「俺が刺すからお前も刺せと唆された」と証言したのに対して、日本人少年は「ルーマニア少年が主導して犯行に及んだ」と供述している。
杉野真実アナウンサーは「通常なら2人とも未成年であり、検察から家庭裁判所に送られます。しかし、重大な事案と家庭裁判所が判断して検察に戻され裁判員裁判となりました」と説明した。
司会の加藤浩次「2人で責任の押し付け合いをしているとしか思えないですよね。どちらが本当の事を話しているかなあ」
杉野「犯行当時、ルーマニア少年は17歳でした。そのため、普通は一審で無期懲役の判決が出ても、控訴審で10年から15年以下に減刑される可能性があるのですが、今回はこれが適用されるかどうかは分からないと菊池幸夫弁護士は話しています」
まあ、反省の様子が感じられないということなのだろう。判決文は「強い力で被害者を刺している。通行人を物色するなど、強盗を実現するための行動をとっており、刺すことの危険性を認識できなかったとは認められない」と断罪している。無期懲役のままでいいんじゃないか。