千葉県柏市の住宅街でおととい3日(2014年3月)夜に起こった「連続殺傷」は、逃亡で奪われた車は見つかったが、犯人は捕まっていない。事件が起きた午後11時半ころ、現場近くの会社員・池間博也さん(31)が通りかかった男に切りつけられ、倒れてからも何度も背中を刺されて死亡、その直前には、自転車で通りかかった男性が刃物を持った男に呼び止められ、振り払って逃げたが、その際に手に切り傷を負った。
数分後、車で通りかかった男性が路上に倒れている池間さんを見つけて車を止めたところ、刃物男は「金を出せ。1人殺している」と財布を奪った。さらに、別な車も止まり、ドライバーが車を降りると刃物男は車を奪って逃走した。車は3時間後に、約1.3キロ離れたコンビニの駐車場で、エンジンがかかったまま発見された。防犯カメラから、乗り捨てたのは現場を離れて5分後だった。映像に男の姿もあったが不鮮明で、車内から血痕がみつかった。
また、その後に調べで、事件の少し前、男は通りがかりの女性にも声をかけ、女性が逃げていたことがわかった。
かなりの返り血…奪った車に血痕
犯行を目撃者した男性によると、池間さんに馬乗りになって刺し続けながら「ハハハッ」と笑うような声を上げていたという。刃物は30~40cセンチもある長いもので、「牛刀のような」といっている。
警察は男の似顔絵を公表したが、マスクにサングラス、黒いニット帽で、人相は全くわからない。黒いダウンジャケットで、身長 170~175センチ、年齢は20~30代とあいまいだ。男が1か所で何人にも声をかけていること、車で逃げたのに近くで乗り捨てていることなどから、近くに住んでいる可能性も高い。付近一帯では、学童は集団登下校となり、住宅は戸締まりを強化するなど不安な日々となった。
司会の小倉智昭「車内に血痕ということは、犯人はかなり返り血を浴びているということですかね。早く捕まらないと、住民は気が気じゃない」
笠井信輔キャスター「笑っていたなんて、戦慄をおぼえますね。どんな人物なのか」
1日も早くマスクとサングラスをはぎとってもらいたい。