高速バス衝突2人死亡!運転手「睡眠時無呼吸症候群」で要経過観察

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   きのう3日(2014年3月)午前5時すぎ、富山県小矢部市の北陸自動車道小矢部川サービスエリア(SA)で、宮城交通の夜行バスが駐車していた大型トラック2台に衝突、運転手と乗客1人が死亡、24人が重軽傷を負った。運転手になんらかの異常があったとみられる。死亡した高校教諭、小野善広さん(48)は宮城出身で、東日本大震災後に単身赴任で金沢で働いていた。家族は仮設住宅暮らしという。息子の高校の卒業式に出て金沢へ戻るところだった。

事故直前ガードレールに接触「起きろ!」乗客叫んでも無反応

   SAの防犯カメラには、ブレーキもかけずにかなりのスピードでトラックに突っ込むバスが写っていた。乗客の証言によると、バスは衝突現場から600メートル手前の高速道路の本線上でガードレールに接触、さらにSAへの進入路に入ってからも接触させていた。本線がゆるく右へカーブしているため、SAの進入路へは本線からは直線で入るようになる。

   乗客は事故の直前、「運転手起きろ」という男性の声や「お願い」という女性の声を聞いていた。最初の接触で乗客が運転手の異変に気づいたとみられる。しかし運転手は起きなかったようで、「加速も減速もないままドンときた」(乗客)という。

事故現場のサービスエリアで運転手交代の予定

   バスは2日午後9時45分に仙台を発ち、3日午前7時20分に加賀温泉着の予定だった。運転手は2人いて、小矢部川SAで交代の予定だった。宮城交通によると、死亡した小幡運転手は3年前から高速バスに乗っており、事故歴はなかった。ただ、昨年10月(2013年)の睡眠時無呼吸症候群の簡易検査で、「要経過観察」 だったという。この症状で、全日空の機長や新幹線の運転士が居眠りが報告されている。しかし、自分が運転している車が接触しても、乗客から怒鳴られても反応しないというのは、ただの居眠りであるはずがない。

   司会の小倉智昭は「居眠りでもぶつかったりすれば、われにかえると思う。眠っていたというより、気を失っていたとかいうことも考えられますよね」

   菊川怜キャスター「お客さんが気づいて叫んだりしてるんでしょう。どんなに怖かったか」

   すでに亡くなっていた可能性だってなくはない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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