簡易検査ではホントの症状わからない「睡眠時無呼吸症」北陸道激突バス運転手も見落とし?

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「起きろ、大丈夫か」

   運転手の異変に気付いた乗客が呼びかけたが間に合わず、夜行の高速バスは駐車中のトラックに激突し、バスの運転手と乗客が2人が死亡した。3日(2014年3月)午前5時過ぎ、富山県内の北陸自動車道上り車線にある小矢部川SAで、仙台発金沢行きの夜行バスが本線でガードレールに衝突、さらに側道ガードレールに2度目の衝突をし、そのままSAに進入してトラックに突っ込んだ。

   乗客が「起きろ」と声をかけたのは、最初にガードレールに衝突した直後だったが、目を覚まさなかった。トラックの車体は90度回転し、バス前部は原形を留めないほど破損しており、ノーブレーキ状態で激突したと見られている。

   バスを運行している宮城交通の青沼正喜社長は「迷惑をおかけして大変申し訳毛ありません」と頭を下げたが、24人もの死傷者を出して「迷惑をおかけして」もないもんだろう。

C判定で要経過観察

   バスは2人の運転手が乗り、4か所で交代することになっていて、事故は交代する直前に起きた。青沼社長の説明によると、運転手は睡眠時無呼吸症候群の簡易検査でC判定と診断されて要経過観察だったが、身体への影響はないとの診断で運転を続けてさせたと話す。

   本当に影響はなかったのか。専門家は「簡易検査だけでは精度が落ちるから、できれば精密検査をやっていただきたかった」(御茶ノ水呼吸ケアクリニックの村田朗院長)と指摘する。

   三屋裕子(スポーツプロデューサー)「ガソリンスタンドに突っ込まなくてよかった。もっと大きな事故につながる要因がいっぱいあったわけで、高速道路での事故は怖いですよ」 この事故もけして小さな事故ではない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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