北朝鮮でまた血の粛清?新ナンバー2「崔竜海総政治局長」逮捕・監禁説

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   北朝鮮にまた異変が起きているらしい。昨年暮(2013年)に処刑された張成沢・元国防委員会副委員長に代わって、事実上のナンバー2となった朝鮮人民軍の崔竜海総政治局長が逮捕、監禁され失脚したという説が流れている。

   異変を伝えたのは北朝鮮情報に詳しい韓国のラジオ局で、2日(2014年3月)のニュースで「2月21日午前6時ごろ、出勤の準備をしていた崔局長の家に保衛司令部所属の軍人30人が詰めかけ、崔局長を連行した。現在、監禁状態にあり、関係部署の書類もすべて押収された」と伝えた。3日の続報では「幹部への配布資料に崔局長批判の内容があった」という。

「自宅から100万ドル外貨」の情報…公式行事に姿見せず

   張成沢処刑からわずか2か月余りで再び「血の粛清」なのだろうか。不明瞭な点も多いが、2月16日に行われた公式行事のクスム山太陽宮殿参拝では、金正恩第1書記の隣に立ち敬礼している姿が報じられたが、8日後の24日に開かれた朝鮮労働党思想活動家大会に姿はなかった。金正恩に同行する回数も昨年150回、月平均12回以上だったのが、今年に入ってまだ3回しかないのもおかしいという。

   崔竜海は金銭トラブルで1998年に1度失脚している。共同通信平壌支局の磐村和哉・前局長は「今回も自宅から100万ドルの外貨が出てきたという話が流れている」と話す。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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