昨年8月(2013年)に三重県朝日町で中学3年の女子生徒を殺害したとして逮捕された少年(18)は、警察の取り調べに「自分が犯人です。お金が目的で、被害者とは面識がありません」と供述しているという。中学時代のクラスメートだった友人は「どことなく暗い感じがしていた。友達も少なく、自分から話しかけようとはしないタイプだった」という。少年宅近くに住む住民は「祖父母と両親、それに妹2人の7人家族で、仲の良い家族でした」と話す。
奪われたのはわずか6000円…中学生がそれほどのカネを持っているはずがない…
司会の加藤浩次「どうして警察は、この少年が犯人らしいという目星をつけたのですか」
阿部祐二リポーター「聞き込み捜査の段階から、警察は低年齢による犯行と考えていたようです。未成年と絞り込んで捜査をしていたと思われます」
加藤「奪われたお金は約6000円といわれていますが、それだけの金額で殺人事件を起こすものだろうか。本当に金銭目当てで殺しだったのでしょうか」
コメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)は「警察はまだ発表してないことがあるのではないだろうか。金銭目当ての犯行と思い込んだら、この事件の本質を見誤る可能性がある」と首をかしげる。
阿部「きのう午後(2014年3月2日)、被害者宅の玄関には加害者を許すことができません。厳罰を求めますというメッセージが出されていました」
加藤「お金を奪うことが目的で娘が殺されたとしたら、残された家族はたまらないですよ。家族関係が良かった中で、本当に金銭目的だったのかなあ」
たしかに、中学3年生が狙われるほどのカネを持っていないことぐらい、高校3年生なら分かっているはずだろう。