誰にも気づかれずになぜできた?
これまでにわかっただけでも、杉並、中野、練馬、新宿など都内8つの市区と横浜で計310冊が破られている。書架から抜き取って一部を破り取り、書架に戻してあった。破り方は複数ページをまとめて引き裂く乱暴なもので、周囲に人がいたら間違いなく気づくと思われるが、現場を見た人はいない。警察が 防犯カメラの解析をつづけているが、写っているかどうか。
司会の小倉智昭も「ひどい事件ですよね」といったが、それっきり。この話はいずれ大きくなる。海外の関心の方が高いからだ。これだけの大量破損を1人でできるものか、どんな思想的背景があるのかと推理のタネは尽きないのだが、「とくダネ!」は踏み込まない。それも煽らないためのひとつの見識か。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト