「再生医療支援」1100億円めぐり足の引っ張り合い!「小娘に持っていかれてたまるか」
週刊ポストはとにかく現段階でほぼ確定しているのは補足論文に画像の掲載ミスがあったということだけだから、調査中だという理研やネイチャーの報告が待たれるが、どの疑惑も<大勢に影響なしといえそうなのである>としている。
また、これだけの騒動に発展した背景には、一定の「アンチ小保方勢力」の存在が見え隠れするというのだ。再生医療の分野には、出身学部を異にするグループが存在する。大きく分けると「医学部出身の研究者」と「それ以外(理学部、農学部、工学部出身など)」だ。ある医療関係者がこう話す。
<「医学部出身者の中には、遺伝子や細胞の分野とはいえ、人体を扱う医療分野で医学部出身者以外が実績を上げることを面白くないと感じている人は少なくない」>
ちなみに、小保方さんは早稲田大学理学部出身で、若山教授は茨城大農学部出身だそうだ。<しかもこのところ医学部出身のグループは肩身の狭い思いをしている。昨年から医薬業界を揺るがせている、いわゆる「ノバルティス問題」である。
世界有数の製薬会社「ノバルティスファーマ」(以下、ノバルティス)が販売していた降圧剤は、複数の大学医学部の論文結果を用いて「脳卒中や狭心症にも効果がある」と謳っていたのだが、それが虚偽だった。ノバルティスに都合のいい研究結果をデッチ上げた研究室には、ノバルティスから累計11億円あまりの金銭的支援が流れ込んでいた>
この件にはとうとう東京地検が薬事法違反の疑いがあると動き出し、大がかりな事件へと発展する可能性が大である。
私の友人の医者がいっていたのだが、万能細胞が実用化されたら莫大な市場になり、日本は再生医療先進国として力を持ち、一大産業に育つ可能性が高いと、医療関係者の間では大変期待が高いそうである。当然ながら、そこには考えられないほどのカネが動くことも間違いない。週刊ポストによれば、政府は2013年度から10年間で、再生医療に対し約1100億円もの支援を決めている。今、この支援金をめぐって研究機関で争奪戦が行われているという。
<「早速、14年度、iPS細胞研究に政府から150億円の支援が下りることが決まっています。
そのほとんどは山中伸弥教授のいる京大の研究所に払われる。再生医療で結果を出せば、莫大な研究費が入るわけです。もし、STAP細胞が認められれば、理研や小保方さんグループに大量の研究費が投入されることになり、その分他の研究機関に回らなくなる。それを阻止する動きがあってもおかしくない」(医療関係者)>(週刊ポスト)
世紀の大発見か捏造か。小保方さんの愛くるしい笑顔を見ていると捏造などとは思えないが、早く黒白をつけてほしいものである。