ソチ五輪のジャンプ・ラージヒル個人で銀、団体で銅のメダルをとった葛西紀明選手(41)が日本時間のきょう27日(2014年2月)未明、スウェーデン・ファルンで開かれたワールドカップでも3位に入った。ラージヒル1本目に133メートルを飛んで2位につけ、このときの着地で右足を傷めたが、テーピングして飛んだ2本目で130.5メートルを出した。「レジェンド」はまだ続く。
葛西所属「土屋ホーム」ではレジェンド・モデルの住宅
「レジェンド」は他国の選手が言い出したらしい。本人も会見で何度も口にしていたし、ソチから成田に着いた20日には「カミカゼを卒業してレジェンドになってもいいかな」と団体の仲間に呼びかけていた。「レジェンド」とは伝説・神話・聖人伝などのことだが、これが流行語になり始めている。
サッカー界の「レジェンド」、横浜FCの三浦和良(47)はきのうが誕生日で、「レジェンドの会でも開こうか」と話した。頭にあるのは、野球界から中日の山本昌投手(48)、テニスのクルム伊達公子(43)、それと葛西選手だという。記者から「みんなが集まったら何をしたいか」と聞かれて、「まずは健康診断。血圧を測ってから食事に行く」と笑わせた。
葛西が所属する「土屋ホーム」の副会長でスキー部総監督の川本謙氏も葛西を「レジェンド」と呼ぶ。土屋ホームでは売り上げの好成績や活躍、顧客の好感度などにも「レジェンドだねぇ」というんだとか。「レジェンド・モデル」の住宅も考えているという。
巷では…超遅刻したらレジェンド、出っ腹もレジェンド、はしご酒レジェンド
昨夜の新橋駅前で聞いたところ、サラリーマンが同僚の出っ張った腹を指して「レジェンド」、飲み会でハシゴすると「お前レジェンドじゃね」という女性、学生は「超遅刻したらレジェンドといわれた」などなど。気の早い向きは、「流行語大賞」とまでいう。
葛西は「レジェンド」のおかげで部長に昇進。今週はじめにワールドカップに向かったときは、エコノミーをビジネス・クラスにアップグレードしてくれたとホームページに書いた。
木下康太郎アナ「レジェンドの意味が変わってきましたね」
司会の小倉智昭「遅刻してもレジェンドなの」
ただ、これが流行語大賞になるためには、流行が持続しないといけないのだそうだ。荒川静香の「イナバウアー」が大賞に選ばれたのは、秋の運動会でも子供たちが真似をするなど流行が続いていたからだという。
木下「キング・カズが会をやったりすれば、持続するかも」