歌手の美川憲一の独立によって経済的損失を受けたなどとして、前所属事務所「エービープロモーション」が美川と現在の個人事務所「ミカワオフィス」を訴えている裁判で、きのう25日(2014年2月)に第1回口頭弁論が行われた。裁判に美川は現れず、口頭弁論は約10分で終わった。
司会の加藤は美川が裁判に来なかったことを問題にしたいようだったが、民事裁判で被告側は弁護士しか出て行かないことは多く、ましてや有名人だったらそうだろう。「スッキリ!!」はどうもそのあたりの事情に疎い。
損害賠償のほかに衣装代、ロールスロイス修理代
前所属事務所が美川と個人事務所に請求しているのは2億1125万円で、違約金が1億3554万円のほかに、衣装代やロールスロイスの修理費なども含まれている。また、美川が持ち出した衣装や楽譜の使用禁止も求めている。芸能人と事務所をめぐるトラブルは珍しくないが、芸能リポーターの井上公造はこう話す。
「今回のことは私も正直驚いています。その手の話は何度か耳にしたことがありますが、だいたいは水面下の交渉で解決されています。ここまで表沙汰になることは滅多にありません。しかも、細かい数字まで出されている。ほとんど考えられないことです」
キャスターのテリー伊藤「違約金として約1億3000万円を請求されていますが、これはどういう性格のお金なのですか」
井上「前所属事務所としては、そのまま所属していればこのくらいは稼いだであろうとする金額です。今回のようなトラブルが法廷にまで持ち込まれるということは悲しいことです。表に出ない水面下の交渉でなんとかできなかったのかと思います」
美川憲一という歌手、金銭がらみのトラブルが多い。