かつて語っていた「一番でなければすべて負け。何番でも一緒」
かつて竹内は「一番でなければすべて負けで、何番になっても一緒だと思う」と涙を流したことがある。今後の目標についてはこう語る。「金メダルが欲しい気持ちが今でも強いですね。4年後を目指すのはすごい覚悟がいるが、まずは一度休んで、もう1回目指して頑張れるとなったときは全力で頑張りたいと思います」
銀メダルを勝ち取ったのも既存のレールに乗ってコーチに叱咤激励されたのではなく、知らない外国でたった一人でゼロからドイツ語を独学で学び、技術を修得して金メダル獲得に近づこうとする熱意、努力があったからだ。何かを成し遂げるには、そうした自ら培う精神力の強さが必要なことを彼女は教えてくれた。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト