NPO「遺骨を救う会」に全国から問い合わせ!4割が生前予約
引き取り手のない遺骨の埋葬を支援するNPO法人も昨年3月(2013年)に発足した。「終の棲家なき遺骨を救う会」では全国からの問い合わせに3万円で寺への埋葬を手助けしている。昨年3月以来すでに412の遺骨の埋葬を手助けしており、今年1月までにあった678件の申し込みのうち4割に当たる266件が生前予約という。
核家族化から少子高齢化へ進むなかで、家族という日本の原風景が崩壊し、埋葬の形までも変わりつつある。片山善博(慶応大教授)は「昔は家を代々継いでいく、墓を守っていくという気持がありましたが、それが流動化して核家族になって墓を守る人がいない。したがって、こうした形の埋葬にニーズがあるのだと思います」と話す。
中央大法科大学院教授で弁護士の野村修也「埋葬の仕方はこうでなければいけないということはない。こういう形をとることを否定的に考えずに、自分たちにとって納得ができる形を選べばそれが幸せなのではないですかね」
「それにしてもちょっと驚きですよ」と最後まで納得できずにいたのは年若い司会の井上貴博アナだった。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト