犯行に強い決意!親への復讐を無差別殺人に転嫁?
大野木は調べに対し、「誰でもよかった。最初から殺すつもりだった。ブレーキは踏まず、アクセルをめいっぱい踏んだ」といっている。レンタカーを借りる時、身分証明書がないと貸せないと断られたため、保険証を持って再度訪れるなど犯行前から決行への強い意思をうかがわせている。
コメンテーターの香山リカ(精神科医)はこう分析する。「大学も卒業して、ある程度の知識や情報があっても、社会的に満たされていない。でも、自分でどこかに相談に行こうとか、サポートを利用しようとかいう一歩が踏み出せない。世間的には家もあり、生活費もあり、恵まれた状況なのに、自分はすごい不幸、損をしているという気持ちが強いのでしょうね。その不満を無差別の人たちにぶつけた。もしかしたら、親への復讐というようなところもあったかもしれないですね。一種の自殺です」
類似の事件防止のためにも徹底した解明が待たれる。
文
一ツ石