名古屋「殺人暴走」被害者―振り向いた直後にボンネットの上で転がってた

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   買い物客で賑わう休日23日(2014年2月)の昼下がり、JR名古屋駅前の交差点で乗用車で歩道に突っ込み、信号待ちや歩いていた人たちを殺そうとする事件が起きた。幸い死者はなかったが、大野木亮太容疑者(30)は「人をはね殺すつもりだった。誰でもよかった」と話している。

「悲鳴が聞こえて間もなく吹き飛ばされ、気が付いたら道路に寝ていた」

   大野木は犯行の15分ほど前、事件現場から約500メートル離れたレンタカー店で乗用車を借り、そのまま現場まで走り30~40キロのスピードで歩道に突っ込んだ。はねられた男性は「悲鳴が聞こえてまもなく吹き飛ばされたというか、気付いたら地面に寝ている状態だったので何も覚えていない」と話している。

   別の男性は「信号待ちしていて車の音がすると思って後ろを見たら、いきなり車がぶつかって来た。ボンネットの上に転がって腰を打ちました。いまもちょっと右肩が痛いんです」という。

   車は歩道を35メートルほど人をはねながら走ったあと、街路樹に激突して止まった。目撃していた男性は「(男が)放心状態で運転席で下を向いて座っていた。『出て来い』と声をかけたが、外に出ずにずっと車の中にいた」と語る。

   詳細はまだ不明だが、なぜ無差別に人を殺そうとするのか。2008年の東京・秋葉原の無差別殺傷事件では7人が死亡し10人が重軽傷を負ったほか、10年には広島で自動車工場に出勤する従業員を次々に人をはね、1人が死亡し11人が重軽傷を負う事件が起きている。

文   モンブラン
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