フリーの演技を滑り終った直後、浅田真央選手はリンク中央で顔をくしゃくしゃにして涙をぐっとこらえた。前日のショートプログラムはあまりにも不本意な結果に、一時は茫然自失の体だったが、きょう21日は違った。まずトリプルアクセルを成功させ、6種類の3回転ジャンプもそのほとんどを完璧に跳んだ。
荒川静香「多種多様なジャンプに果敢に挑戦、凄い」
ソチにいる荒川静香(プロフィギュアスケーター)は「本当に凄い演技でした。浅田さんしかできないプログラムを組んで、フリーに登場しました。朝の練習の時はまだ顔が強張っていましたが、本番直前に姿を見せたときはスッキリとした表情をしていました」と伝えた。
司会の加藤浩次「トリプルアクセルを2度も組み込んでいました。そして、6種類8個のジャンプを跳んでいました。これって凄いことなんでしょう?」
荒川「これだけ多種多様なジャンプを駆使して演技に臨んだのは、おそらくオリンピック史上、浅田さんが初めてだと思います。普通なら失敗したジャンプは安全策をとり慎重になるものですが、浅田さんはそれを乗り越えて果敢に挑戦していました」
文
ナオジン