全聾を装っていた佐村河内守氏に障害者手帳を交付している横浜市はきのう18日(2014年2月)、今月15日に佐村河内からこの間の経緯について事情を聞いたことを明らかにした。聴取は手話通訳を介して約1時間半行われた。
大竹真リポーター「佐村河内氏からは謝罪があったそうです。横浜市が指定する医療機関で再検査することも承諾があったということです」
ウソ発見器付きの検査器具
司会の加藤浩次「佐村河内氏は聴覚障害2級の障害者手帳を持っているが、聴覚障害2級は簡単に認められるものなのかな」
大竹「耳鼻咽喉の専門医によれば、耳が聞こえなくなった経緯を聞いて診断し、最後に聴力検査を経て認定が行われるそうです」
加藤「聴力検査で聞こえないふりをすれば、認定される危険があるということだよね」
いまさら、佐村河内が耳が聞こえないふりをするのは無理だろうが、念のために再検査では聞こえないふりをすると脳波の変化でわかる検査器具が使用されるという。ウソ発見器付きの検査器具があるということか。
確認しようがない取得時の聴力
コメンテーターの宮崎哲弥(評論家)は「そういう検査器を使って現在の状態はわかるが、少しずつ聞こえ始めたとしている3年前はどうだったのか。あるいはそれ以前の様子はどうなのかはわからないでしょう」という。3年より前の状態がわからなければ、障害者手帳の詐取は証明できないということだ。
キャスターのテリー伊藤「聞けば、横浜市の事情聴取に佐村河内氏は自分で手話通訳を連れて行ったというんでしょ。なぜ連れてきたのか。長年、見ず知らずの人と話をしたことがなく、その時の声の抑揚などがわからない怖さがあったからではないのか。3年前から聞こえてきたという謝罪も信用できないですよ」
横浜市の聞き取り直後に、佐村河内の代理人を務めていた弁護士が辞任してしまい、再び佐村河内と連絡が取れない状態だという。「再検査の日時については見通しが立っていません」(大竹)