バリ島で行方不明になっていたダイビングツアー客ら女性7人のうち5人が、きのう17日午後(2014年2月)に見つかり病院に収容された。衰弱はあるもの の元気だという。残る2人の捜索は続いている。
7人は先週金曜日(14日)午後、バリ島の中心地デンパサールの向いにあるレンボンガン島付近でダイビングをしていて行方がわからなくなった。潮の流れに乗って潜水を続け、ダイバーがあげる水泡を船が追う「ドリフト・ダイビング」というもぐり方だったが、雨と風で船長が水泡を追えず、45分経っても上がってこないと通報していた。
イストラクターとツアー客の2人は依然不明
5人が見つかったのはダイビングスポットに隣接するペニダ島の南岸だったが、直線距離で約20キロも離れていた。どれくらいの時間を漂流していたのかわからないが、潮の流れに沿って捜索していた範囲からは大きくはずれていた。日本時間のきのう午後5時前、まず島の岩場で地元ダイバーが1人を見つけ、少しはなれた島の断崖の下に4人がいるのを漁師が発見したという。夜までに全員がバリ島の病院に収容された。
発見された最初の人はインストラクターの古川さおりさん(37)で、比較的元気だった。「4人とは16日に離ればなれになった」と話している。4人は神戸からのダイバー客らで、衰弱して脱水症状があるという。不明の2人はイストラクターの高橋祥子さん(35)とツアー客(59)だ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト