「ソフトくりぃむ」から始まった「くりぃむしちゅー」の深夜お笑い番組で、「ゴリゴリ」「ガリガリ」「グリグリ」と来て、昨秋（2013年）から「くりぃむ」シリーズ5作目で「ギリギリ」となった。
この日の企画は「リアル市場調査 MY欠点スリー」というもので、100人に街頭インタビューして、上田晋也とゲストの「ロバート」秋山竜次、「ハライチ」澤部佑の嫌いなところをあげてもらい、その上位3つを本人が当てるというものだった。
自分で自分の嫌われていそうなところを言わなきゃいけないので結構きつい。トップバッターの澤部は「声が大きいだけ」と答える。これは見事正解で、「うるさい」が15票で1位だった。実際の街の声は「『面白い』というよりはうるさい」と辛辣だ。2位は「漫才が面白くない」(11票)、3位が「坊主頭がダサい」(10票)だった。これを受けて、司会の有田哲平が「だったら、髪を伸ばす、漫才を面白く、声を小さくすればいい」と言うと、「今までの澤部がいなくなっちゃう！」と泣き顔だ。
「もうお腹いっぱい！カンベンしてえ」
秋山は最近プッシュしている「体モノマネ」について、「脱ぎすぎ」と答えたが、実際は「体モノマネそのものが嫌い」というのが27票もあってダントツ1位）だった。ネタがそもそも否定されているのだ。次に「髪に清潔感がない」をあげたが、アンケートで2位は「(全体的に)清潔感がない」。清潔感のなさは髪だけではなかったのである。3位は「太った体型が嫌い」。もはや、何から何まで嫌われている。
上田はどうか。1位「エラそう」(15票)、3位「ツッコミが厳しい」(11票)はすぐ当てたが、2位がわからない。有田がヒントとしてはずれを伝える。これが結構ひどく、「顔が黒すぎる」(9票)、「笑顔が嘘くさい」(7票)、「天パが嫌い」(6票)、「顔のシワが嫌い」「ドヤ顔が嫌い」(5票)、というもので、上田は「もう腹いっぱいです」とギブアップ。2位は「理屈っぽい」だった。でも、うんちくや理屈っぽいというのが上田のキャラなんだから、そのあたりがわかっていない視聴者が多いということだろう。（放送2月10日深夜2時6分）
鯖世 傘晴