NHK「安倍のポチ」なら受信料返せ!北朝鮮テレビと変わるところなし
NHKの籾井勝人新会長の「安倍首相のポチ」発言は海外メディアからも批判を浴びているが、安倍首相はこのことを不問に付すつもりのようである。週刊ポストはNHKは北朝鮮報道と一緒の「安倍官邸広報室」だとし、われわれから集めた受信料6500億円を湯水のように無駄遣いしていると指弾している。
そして、その籾井会長は舌禍騒動が冷めないのに、懲りずに自分の片腕となるNHK副会長に現NHKプラネットの専務を務める堂本光氏を起用しようとしていると報じている。堂本氏は政治部出身で、菅義偉官房長官との信頼関係が強く、やはり官邸のポチ派らしい。
しかし、このところのNHKの安倍首相ゴマすりは目に余るものがある。昨年12月23日、80歳を迎えた天皇陛下の「お言葉」を伝える際、天皇陛下が一番いいたかったであろうと私が推察する「護憲発言」をカットして放送したというのである。また、特定秘密保護法についても、社会部から取り上げるべきだという声が上がっても、政治部主導の上層部がウンといわなかった。「クローズアップ現代」のキャスター国谷裕子さんもこれに不満で「降板するという話も出ている」(社会部記者)というのである。
元NHKの政治部記者・川崎泰資氏はこう批判している。<「籾井会長は国会で『国際放送の要請放送』に関する規定を問われ、『義務というか必要』と答弁した。政府の要請を無批判に報道するならば、北朝鮮の放送と何も変わらなくなる。ジャーナリズムに恐ろしく無知な会長を選んだ経営委員、そして彼らを選んだ安倍首相の責任を追及すべきメディアが及び腰ならば、NHKと同じくらい罪は大きい」>
週刊ポストが書いているように、NHKは公共放送の自主性を保つために、税金ではなく、スポンサーも付けずに「受信料収入」で運営しているのではないか。安倍首相のポチになりきるのなら、われわれの受信料は返上して、安倍からもらえばいい。こうしたことにNHKの内部から声が上がってこないのは、本当に安倍ウイルスに冒されて腐ってしまっているのかもしれない。