中国系富裕層「東京・港区の新築億ション」買い漁り!香港・シンガポールよりお買い得?

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全戸の15%が台湾系…アベノミクス円安でいまが購入チャンス

   同じ週刊新潮だが、これとは対照的な話が載っている。中国系富裕層が日本の億ション、特に港区の億ションを「大人買い」しているというのである。中国や台湾の金持ちは日本とは桁違いだそうだが、彼らが日本の億ションを買うのは、香港や台湾のマンション価格が上がりすぎ、比較的日本は割安だからだというのだが、それにしてもすごい。米不動産サービス会社「ジョ-ンズ ラング ラサール」のキャピタルマーケット部長の水野明彦氏がこう話す。

<「港区一等地の不動産価格を100とすると、シンガポールの高級住宅街タングリンは140、同じく香港のミッド・レベルは200。富裕層が欲しがる日本の物件はまだまだ安いのです」>

   しかし、中国大陸からは年間5万ドル超しか海外送金ができないので、富裕層たちは香港で経営ビザを取った上で送金するのだという。さらに、アベノミクスで円安が進み、台湾人の金持ちには1億円の物件が8000万円で買える感覚だそうだ。港区の新築高級マンションのうち、全戸数の15%は台湾を中心とする中国系の人が買っているというのである。中国の不動産バブルが弾けそうだといわれるのも、こうした傾向に拍車をかけているのではないだろうか。

   近い将来、港区のマンションを中心にして「中華街」ができるかもしれない。そうなったら食べに行ってみようか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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