日本時間14日未明(2014年2月)にソチ五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が行われ、19 歳の羽生結弦が世界最高の101・45点を叩き出し首位発進をした。羽生は演技前半で4回転ジャンプを見事に決め、その後も3回転ジャンプを連発、昨年12月のGPファイナルで自分が出した記録した世界最高得点99・84を上回った。
荒川静香「4回転は水もの。その日の氷の状態で変わってきます」
田中敦記者「帝王と呼ばれていたロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手が演技直前に腰の痛みで棄権し、競技会場がもの凄い唸り声に包まれるなかで羽生選手の演技が始まりました」
司会の加藤浩次「唸り声は羽生選手にとって大きなプレッシャーになったと思いますが、大丈夫だったのでしょうか」
観戦していた荒川静香(プロフィギアースケーター)「練習でも羽生選手は何度も4回転を跳んでいました。4回転は水ものといわれ、同じリンクでもその日の気温などで氷の状態が変わってきます。でも、羽生選手は1度も失敗することなく跳んでいました」
高橋大輔、町田樹は銅メダル狙い
加藤「高橋大輔選手や町田樹選手の調子はどうでしょうか」
荒川「高橋選手は後半のジャンプでスピードが緩めになってしまいました。やはり、オリンピックの目に見えないプレッシャーがあったのではないでしょうか。町田選手はオリンピック初出場にもかかわらず、のびのびと演技していました」
加藤「町田選手は11位。町田選手から3位の選手までの差はわずか3・5点ですから、フリーで逆転のチャンスは十分ありますね」
田中記者「次のフリーの演技の順番が決まりました。羽生選手は21番目。21番というのは荒川さんがトリノ五輪で金メダルを取ったときと同じ順番です」
フリーは今夜の夜中から始まる。