佐村河内守が謝罪文「3年前から聞こえてきた。障害者手帳返してもいいです」

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「3年前ぐらいから聞こえてました」

   別人作曲騒動でこれまで沈黙していた佐村河内守氏(50)が、直筆の謝罪文(2014年2月11日付)を報道機関に送ってきた。「やっと気持の整理が出来ました…」という便箋8枚に書かれた謝罪文を見ると、言い訳とつじつま合わせのオンパレードだ。

「被爆者、震災の被災者、障害を持った人たちの助けになればと…」

「実は最近になって前よりは少し耳は聞こえるようになっています。3年前ぐらいから耳元ではっきり、ゆっくりしゃべってもらうと、こもってゆがむ感じはありますが、言葉が聞き取れる時もあるまでに回復していました。私としては新垣さんに作業してもらったことがバレることによって起きることで頭がいっぱいで、怖くて本当のことをいえませんでした」
「私がやったことは売名行為とみられても仕方のないことです。私自身、そういう気持が一方にあったことは間違いありません。しかし、ある時期からは被爆者、震災の被災者の人たち、障害を持った人たちの助けになればという気持も間違いなくありました」

   最初から世間をだますつもりでやっていたわけではありませんというわけなのだが、詐欺容疑もささやかれる全聾をかたって最も障害度の重い聴覚障害2級の手帳を持っていることについては、「専門家による検査を受けてもいいです。その結果、2級ではないと判定されたのなら手帳は必ずお返しいたします」

   実際に作曲していた桐朋学園大非常勤講師の新垣隆氏(43)が明らかにした「初めて会った時(18年前)から耳が聞こないと感じたことはなかった」など、一致しないところもあり、ほとんどが言い逃れに聞こえる。

「近いうちに公の場で謝罪」…謝るよりまず真相説明せよ

   謝罪文の最後では「やっと気持が整理できましたので、近いうちに必ず公の場で謝罪させていただきます」と結んでいるが、なぜ今すぐ公の場に出てこないのか。

   コメンテーターの野村修也弁護士も次のように批判する。「全体的に謝罪しているようではあるんですけれども、聴覚障害2級の手帳をもらったときは『真実聴こえませんでした』と、なんとなく弁明しているようなところもあるので、これが本当に真実かどうかはやや疑問がのこりますね」

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   障害者手帳を返せばいいという問題ではない。問われているのは人を騙したという罪だ。謝罪文では触れていないが、高校時代は演劇志望だったという証言もあり、はたして音楽に興味が本当にあったのかどうかの疑問が残ったままだ。

文   モンブラン
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