上村愛子「最後の1段が高かった」今季から変わったベース点に対応できず4位

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今年の主流は雪面からスキー板離さないスライドターン

   スタジオには里谷多英がいた。上村の滑りに「メダルをとれたと思ったんですがね」という。ただ、「たぶんターンのベース点というのが決められていて、彼女のベースが今年の主流とちょっと違って、少し低めに設定されていたというのが一番の理由ではないでしょうか」と意外なことをいう。

   小倉「ベース点?」

   里谷「ベース点から減点していくんです。スタートから第1エアまでの滑りで、この選手は何点とベースを決める」

   よくわからない。今年はアメリカ、カナダの選手のようなスライドしても体が安定しているようなターンが主流で、その方が点が高かった。ターンの得点配分は50% を占める。ターンでは上村は4位だった。

   これについて上村は、「今の主流は板がずっと接雪していると高得点。わかっていたけど、カービングターンをスライドターンにできなかった」と話している。たしかに上位の選手と較べると、上村のスキーははね上がっていた。里谷は「わかっていたが変えなかった。滑りは立派だった」という。

   上村はこのあと3月末まで、ワールドカップ4戦、最後に全日本選手権がある。小倉は「本当にお疲れさまといってあげたいですね」と締めた。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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