コメンテーターの友利新(医師)は「犯行の動機が容疑者の言っている通りだとしても、話し合いの余地はまだ十分にあったはずですよ。それがなぜ殺すという選択をしたのか、私には理解できません」と呆れる。
群馬県館林市のアパートでパート従業員・川田弘子さん(30)が遺体で見つかった事件で、群馬県警はきのう2日(2014年2月)、伊勢崎市のラーメン店店長村山琢哉容疑者(29)を殺人容疑で逮捕した。別の女性と結婚するために邪魔になったので刺殺したという。
客にらみつけ、「早く帰ってくれ」
村山が店長を務めるラーメン店に何度か来た中年女性は、「あまり良い印象は受けませんでしたね。店に入ってもにらみつけるような感じだし、もう店を閉めるから早く帰れというような扱いを受けたこともあります」と話す。
殺された川田さんは村山と近々結婚するつもりでいた。川田さんがアルバイトをしていた飲食店の上司は、「去年の年末頃、川田さんから親しく付き合っている人がいると打ち明けられました。それまで、そのようなことを自分から言い出すような人ではなかったので、ちょっと驚きましたね。でも、何か嬉しそうでした」と語る。
阿部祐二リポーター「川田さんが刺された1月28日に、川田さんは母親に村山容疑者を紹介するつもりでいたようです。しかし、この日の早朝に村山容疑者は川田さんのアパートを訪れ、犯行に及びました。警察の取り調べに対し、他に結婚を約束している女性がいて、川田さんとの交際を断ち切るため殺害したと話しているようです」
取材でも浮上してこない「もう一人の女」
近所の男性は「1月頃から女性が何度も来ていたようですね。前の晩に来て翌朝帰るということが多く、帰るときには恋人同士のような感じだった」という。
司会の加藤浩次「別に結婚を約束している女性がいると話しているようだけど、その女性とは何者なの」
阿部「それがまったくわかりません。取材でも、その影さえ浮かんできません」
勝谷誠彦(コラムニスト)「犯行の動機に腑に落ちない点がいくつかありますよ。たとえば、川田さんの携帯電話の通話記録。警察が調べれば、自分のところに真っ先に来るとわかっていたはずですよ。それをなぜそのままにしておいたのか」