驚きの写真がない写真週刊誌『フライデー』頑張ってくれよ
『フライデー』を何とか取り上げようとして新聞広告を見てみたが、手にとらせる力が今ひとつない。「滝川クリステルと小澤征悦 老舗そば屋で『大人の恋』」というのは多少引きはあるが、右の大特集が「アベノミクス最後の砦『株価と景気』崩れ始めた」では買う気にならない。
一般週刊誌と同じものをフライデーで読みたいと思うだろうか。写真週刊誌は「写真」で勝負しなくてはならないはずである。私がフライデーの編集長になったとき、株価が上昇している記事を作ってくれと部員に頼んだことがある。彼は「そうしたことを表す写真がありません」と答えたので、「何でもいい。札束が写っている写真でも載っけたらいい」と強くいったら、「うちは写真週刊誌です」といい返され、自分の不明を恥じたことがあった。
アベノミクスに翳りでも特定秘密保護法反対でもいいが、できるだけ驚きのある一枚写真で見せてほしいものである。頑張れフライデー!