「ニュースアップ!」コーナーで小松靖アナが薄汚れた卓上金庫を持っている。作家の志茂田景樹氏(73)の事務所が荒らされ、壊された現物だという。ただし、被害額は6000円。
都内のマンションにある志茂田の事務所を訪ねると、ご本人が現れた。トレードマークのカラーの髪、カラータイツにオレンジ色の網のセーター、赤い短パン。件の金庫を見せて、中にあった6000円がなくなっっていたが、それ以外に物色された形跡はないと話す。普通のマンションの1室だが、ちょうど外壁の工事中で、その足場伝いに入ったらしい。
外壁工事の足場伝って侵入
「部屋に入ったらひんやりするので、どうしてかなとカーテンを開けたら、窓が開いていたんです。ハシゴ上ってきて、6000円じゃわりに割に合わないだろう」と言うのだが、「よく物色すれば、ボクの金の指輪とかブレスレットが見つかったはずですけど」
ところが、「例えば」と見せようとしたら、その高価なアクセサリー類が見つからない。「これは本物じゃない」という真珠まがいはあったが、あとは「どこへしまったんだろ」「なんかみつからないですね」。「いくらくらいのものですか」と聞かれて、「そうね、200万円にはなると思いますけどね。物色された形跡がないので見つかりますよ、いずれ」とまったく動じない。部屋は資料や書籍、パソコン、プリンターなどで雑然としていて、何がどこにあるかご本人もよくわからないらしい。
「ボクの事務所に入るんだったら、せめてタイツぐらいはけよ。そうすりゃだれも怪しまない」なんて言いながら、カメラに向かって、「ね、キミ。真人間になれよ。警察には黙っててやるから」なんて犯人に呼びかけている。
手提げ金庫の財布は手つかず
スタジオもさすがにみなキョトンとしている。司会の羽鳥慎一は「志茂田さんのキャラで笑って見てしまいましたけど、被害にはあっているんです」なんて話す。
吉永みち子(作家)「金の指輪やブレスレットが見つからないということは、もしかしたら持ち去られてるんじゃない?」
羽鳥「外壁工事は危ないですね」
長嶋一茂(スポーツキャスター)「シートが目隠しになる」
そこで小松が金庫の中を見せると、こじ開けられていて、中には事務所の金銭出納帳と財布が2つ入っていて、ひとつにはまだお金があった。むきだしだった6000円だけひっつかんで逃げたものらしい。
羽鳥「金額の問題じゃない」
飯田泰之(明治大准教授)「鉢合わせになったりしたら大変ですよ」
でも、これって意味のあるニュースなのか。あまりにバカバカしいので、お伝えしておく。