東京・蒲田「大人のワンダーランド」!何でもアリ!の庶民の街

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   京浜工業地帯のど真ん中、かつては映画の撮影所もあった東京・大田区の蒲田がいま「大人のワンダーランド」として注目されている。羽田空港から電車で8分ということで、飛行機に乗るときは早めに出掛けてわざわざ寄るという人もいるくらいの人気だ。ダイヤモンド☆ユカイと塚原泰介アナがそんな蒲田のさらにデープな世界にご案内。

朝っぱらからやってる飲み屋通り

★蒲田は「羽根付ギョ-ザ」の発祥の地だった!

   中国料理の八木功さんの店はいつも満席だ。残留孤児だった八木さんは昭和54年に帰国し、成人後に日本の小学校に就学した。その時の担任だった善元幸夫先生を水ギョーザでもてなした。しかし、善元さんは「焼いたギョーザが食べたい」という。中国には焼いたギョーザがないため、試行錯誤でフライパンに小麦粉を溶いた幕を張ると、皮はパリパリで中はジューシーな羽根付ギョーザができた。値段は開店当時と同じ1皿300円。八木さんは値上げをすすめられても、「私が店が持てたのはお客さんの支援から、だから値段は上げません」

★蒲田には「都内唯一の屋上観覧車」がある!

   昭和40年代、都内のデパートの屋上には遊園地が作られ、多くの観覧車が回っていた。その後は次々に取り壊されたが、蒲田の観覧車はリニューアルされ、いまでも客を乗せて稼働している。駅ビルの中にある「蒲田東急プラザ」が運営していて、1周1分半ほどだ。さっそく乗り込んだダイアモンド☆ユカイ「ああ、白い富士山がうっすら見える。素敵だなあ」。晴れていると、くっきりとすぐそこに見えるという。

★蒲田は朝から飲み屋がやっている!

   東口飲み屋街にはカウンター中心の店が並ぶ。午後3時過ぎともなるともう客でいっぱいだ。タクシー運転手は「明けの時にここへ来るの。朝6時からやってるからありがたいよ」

   メニューは揚げ豆腐400円、数の子わさび300円、ハムカツ2枚で400円と安い。「シュウマイにカレー掛けて」と客が注文すればオリジナルで作ってくれる。蒲田は京浜工業地帯のど真ん中だから、徹夜明けや早出の工員向けに朝から飲める店が増えたのだった。

★蒲田では商店街をブタが歩いている!

   JR蒲田駅の西口商店街にはブタがやってくる。地元のケーブルテレビ「JCN大田」のマスコット「トンジロウ」で、商店街の取材に同行する。八百屋さんでリンゴをもらったり、ベリーダンス衣装の専門店では腰巻をもらったりと、すっかり人気者だ。最近では「トンジロウに出会えるとラッキーが来る」という蒲田伝説も生まれている。

★蒲田は銭湯天国だった!

   大田区は東京23区の中で最も銭湯の数が多い。蒲田地区にも43か所あって、温泉を引いている風呂屋も多い。これも工員やその家族が多かったからだが、最近は外国人も増えた。銭湯の入り方の動画やマニアル書を英語、中国語、韓国語などで置いている。

★蒲田は手芸のメッカだった!

   駅の南側には手芸店が並ぶ。いまでは各地に店舗を展開している「ユザワヤ」が最初に「湯沢屋毛糸店」を開いたのがここなのだ。「客の要望にすべてこたえる」をモットーにしたため、「蒲田に行けば何でもそろう」と遠くからも客が来た。いまでも、毎日、手芸の無料の講習会が開かれている。

(磯G)

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