近視矯正「レーシック手術で不具合」4割!?消費者庁調査に眼科医「数字おかしい」

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   強度の近視が矯正できるとレーシック手術を受ける人が増えているが、消費者庁は昨年12月上旬(2013年)、手術を受けた人の4割が何らかの不具合を感じているというアンケート結果を公表した。

   神奈川県横浜市の「みなとみらいアイクリニック」は年間300~500件のレーシック手術を行う。事前検査を待っていた男性は「不具合が生じるかもしれないという話は知っています。でも、先生を信頼して手術を受けることにしました」と話はなす。

手術受けた約600人を対象にアンケート

   リポーターの立川談笑は「消費者庁が公表した不具合4割というデータは、アンケート調査からで、約600人が対象でした」と説明した。眼科医で組織された「安心レーシックネットワーク」はこのアンケート結果に反論する。坪田一男代表は「術後、目が落ち着くまでの間に違和感などを感じる場合がたしかにあります。それにしても、消費者庁が発表した4割が不具合というのは何を根拠にしているのかわかりません。不具合が生じるのは手術を受けた患者さんの2%前後だと思います」と語る。

   「とくダネ!」が話を聞いた30代の男性は、「手術後半年ぐらいから目まいがして、頭痛吐き気に襲われました。手術を受けて病院に行ったんですけど、相手にしてもらえず、仕事を辞めていろいろな眼科医に診察をお願いするレーシック難民になってしまいました」と話す。

アメリカでの調査では不具合1~2%

   立川「レーシック手術はまだ歴史も浅く、蓄積された正確なデータもありません。全国的な調査は今回が初めてでした」

   コメンテーターのデーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「レーシック手術は世界各国で行われている新しい手術法ですよ。アメリカでも不具合が生じるのは1~2%といわれています。4割という消費者庁のデータが真実だとしたら、世界中で問題になっているはず。この数字の裏側には何かあるのではないですかね」

   司会の小倉智昭「僕も数年前にレーシックを受けようとしたんですが、近視が強すぎることと糖尿病で手術は見送られました」

   笠井信輔キャスター「僕も5年前に手術を受けました。手術を受ける前に何回も事前検査診察があります。今まで何もトラブルはありません」

   立川「トラブルを避けるためのポイントは、広告や口コミを簡単に信じないこと。次に、それまでかかりつけの眼科医がいたら、手術について相談することです。手術の執刀医が術後の診察も担当するか確認することも必要です」

   「いまなら手術費用大割り引き」なんていうのは危ないということかなあ。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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