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DNA鑑定「ほとんどが父子に非ず」妻・婚約者の浮気気づかず別の男の子ども育て続ける夫たち

   お次もDNA鑑定したら4人に3人は夫の子じゃないという『衝撃』の結果があるという週刊ポストの記事。数々の離婚相談を受けてきた行政書士の露木幸彦氏によればこうだ。

<「最近、DNA鑑定を希望する男性が増えています。実際に疑惑を持っている人が鑑定に踏み切るという前提はありますが、ほとんどの場合、鑑定の結果は黒。つまり、夫は子の父親ではありませんでした」>

   疑わしいと思う『カン』が正しいことが多いようだ。

   この火付け役の『婦人公論』編集長の三木哲男氏は、高名な産婦人科医から聞いた話だとこう話す。<「読者アンケートでは60・5%の妻が『浮気したことがある』と答えました。このうち『罪悪感がない』と答えた妻は70%を超えました。浮気した夫の80%が罪悪感を感じたとの回答と比べると正反対の結果です。妻側はほとんど後ろめたさを感じていない。妻からすると、夫の浮気は汚らわしいけど、自分のはやむにやまれぬ純愛であり、悲劇のヒロインのような感覚でいるようです」>

   ちなみに、「浮気をされたことありますか?」の問いに、「ある」と答えた妻が46・3%なのに対し、夫はわずか5・5%。ほとんどの夫は妻の浮気に気づいていないそうだ。

   夫としては、余程疑わしければDNA鑑定するが、多くの場合は何も知らずに、別の男の子供を自分の子として懸命に育てているという現実があるそうだ。知らぬは夫ばかりなり。

   大沢樹生と喜多嶋舞のDNA鑑定騒動は余波を生んで、この先まだまだ拡がりそうである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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