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ワタミ宅配弁当「異物混入」日常茶飯事!イモ虫、輪ゴム、十円玉…

   渡辺美樹参議院議員はワタミグループの創業者で、資産190億円ともいわれているそうだ。そのワタミグループでトップの経常利益を叩き出す弁当宅配事業にトラブルが頻発していると週刊文春が書いている。ワタミの宅配弁当を製造する「ワタミ手づくりマーチャンダイジング」の社員がこう語っている。

<「お客様から『お弁当の中に3センチほどのイモ虫が混入していた』というクレームが寄せられ、今回の異物混入が発覚しました」>

   週刊文春が手に入れた「異物鑑定報告書」と題された内部文書には、この芋虫はカブラヤガの幼虫だったと記述されているという。

   さらに、弁当を配達する「ワタミタクショク」の営業所長A氏は、「ビニール片、木片、虫などが混入しているというお客様からのクレームは日常茶飯事です。過去には、輪ゴム、十円玉が混入していたなどのクレームもありました」>

   また、昨年(2013年)、社内で問題になったのは賞味期限切れの弁当の誤配だという。関西の営業所などで複数発生し、社内メールでも再発防止のために注意が呼びかけられたそうだ。

   これら一連の問題に対して、ワタミは週刊文春に次のように回答している。<「当該工場でご指摘の異物混入が発生したこと、また昨年、前日分の弁当を誤って配送したことは事実です。(中略)全ての案件について原因を解明し再発防止策を講じております」>

   こうした宅配弁当を食べるのは一人住まいの高齢者が多いはずだ。くれぐれも細心の注意を払ってもらいたいものである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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