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安倍首相の持病悪化?1時間ごとにトイレ―長時間の国会審議ツライ

   親細川派である週刊ポストは、ここへきて安倍首相の健康問題がまた不安視されてきたと報じる。安倍首相の国会審議に対応する時間を減らしてくれという「国会改革」が自民党から提案されているが、これは自民党国対幹部の説明によると、安倍首相の健康問題についての深刻さを表しているのだというのだ。

<総理の国会出席日数を減らせというのは官邸からの強い要請だ。総理は最近、トイレに行く回数が増えているらしい。外遊同行筋などの情報では、総理に返り咲いた頃は数時間に1回だったが、このところ1時間ごとに行くときもあると聞いている。だから長時間の国会審議で首相席に座り続けることを非常に嫌がっている。その点、1時間の党首討論なら毎月やっても問題ない>

   難病指定されている潰瘍性大腸炎という持病を抱える安倍首相にとって、「トイレの回数」は健康のバロメーターである。安倍首相自身が退陣後に『文芸春秋』(2008年2月号)に寄せた手記でこう書いている。「腸壁が刺激されるたび、三十分に一度くらいの頻度で便意をもよおします。夜もベッドとトイレの往復で、到底熟睡などできません」

   小泉氏が講演で原発ゼロを打ち上げた昨年11月(2013年)に、官邸関係者の一部で「ケネディ駐日大使の表敬訪問すっぽかし」と呼ばれる出来事が起きたという。ケネディ大使の表敬訪問があるのに出席せず、その間、空白の1時間5分があるというのである。「極秘に都内の病院で診察を受けたようだ」という情報が飛び交ったというが、真偽のほどはわからない。

   だが、首相ウォッチャーの大腸専門医は、匿名を条件に安倍首相の健康管理にこう疑問を呈している。<「潰瘍性大腸炎を悪化させる要因は3つある。1つはストレスで、2つ目は家庭環境、3つ目が酒だ。総理大臣という職務は健康な人でも大変な重圧だろうが、難病を患う安倍さんは、よほど節制しないとストレスが健康な人の何倍も心身をむしばむことになる。安倍さんが会合でビールやワインを何杯も飲むと聞くと、心配になります。

   そもそもアサコールは潰瘍性大腸炎の画期的な特効薬といわれるが、完治させる薬ではない。また、手記によれば安倍さんの患部は大腸の中でも肛門近くと見られ、薬が届きにくい可能性もある。ストレスが溜まって炎症が起き、時々ステロイドを服用して症状を押さえているのかもしれない」>

   大きなストレスを抱え、家庭内野党を声高にいう昭恵夫人がおり、それらを忘れるために酒を飲むのは悪循環である。今年は安倍首相にとって本当の試練の年になる。くれぐれも身体にはご注意を。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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