ガソリン・灯油の高値いつまで?いくらまで?これからも続く輸入物価上昇

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   ガソリンと灯油の価格が上昇し高止まりしたままだ。きのう22日に発表された資源エネルギー庁の調査よると、レギュラーガソリンが1リットル158・7円、灯油が104・6円だ。これは1年前に比べると10円値上がりとなる。灯油は1缶(18リットル)1900円近くになる。この高値はいつまで続くのか。

ガソリン1リットル160円台前半

   神奈川県在住の山﨑かおるさん宅は灯油ヒーターの設定温度を去年より2度下げ23度にした。厚着をしてしのいでいるが、「毎月の灯油使用料は約100リットルで、3年前に比べると月々3000円アップしています」

   ガソリンや灯油だけではない。小麦粉、食用油、牛乳、豆腐、ハム、缶詰類なども軒並み値上がりしている。原因はアベノミクスによる円安だ。古野晶子アナは「この1年で為替レートは88円から100円台に進みました。輸出品は価格が下がって売れやすくなりましたが、石油や食料品などの輸入品目が値上がりしています」と説明する。

   では物価はこのまま上がり続けるのか。日本総研調査部・マクロ経済研究センター主任研究員の小方尚子さんは「残念ながら当分続きます」という。為替相場が円安傾向で推移するからだ。「ガソリンは160円台前半まで上がることを覚悟した方がいいでしょう。ただ、170円、180円になることはないと思います」と解説する。

4月からは消費税アップが追い打ち

   その他の物価もまだまだ上がりそうだ。NHK竹田忠解説員はこう予測をする。「円安と物価上昇はアベノミクスが狙ってやっている事です。ただ、ここまで円安が急激に進むと、今年4月からの消費税8%が加わって、さらに物価が高くなります。サラリーマンの賃金引上げで家計の負担が相殺されればいいのですが、政府は物価目標を3・2%としていますが、今春の春闘で賃金引き上げは大手でも2%プラスアルファと予想されていますから、ちょっと届かないですね」

   アベノミクスの恩恵って、庶民には話だけのものなの?

(磯G)

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