楽天の田中将大投手(25)のニューヨーク・ヤンキース入りが決まった。7年契約で年俸総額は1億5500万ドル(約161億円)。投手としては大リーグ歴代5番目の高額契約である。新ポスティングシステムで所属チームに払う移籍金に上限が設けられ、選手個人に回る金額が増えた結果だ。田中は黒田博樹投手やイチロー外野手とともにプレーすることになる。
チームとニューヨーク紹介ビデオに松井秀喜も登場して説得
気の毒に、ニューヨークの外山薫記者は零下13度のヤンキースタジアムの前にいた。ヤンキースのキャッシュマンGMが電話会見で明らかにしたところでは、田中とはロサンゼルスで接触し、8日(2014年1月)に2時間かけてヤンキースとニューヨークの魅力をビデオも使って説明し、それにはOBの松井秀喜の声も入っていたという。交渉は厳しく、ヤンキースの提示した金額とほとんど同じ額を出した球団が複数あったことを明らかにした。
司会の羽鳥慎一「ビデオは奥さん(里田まいさん)向けだったのかも」
外山「そうですね。彼女が西海岸の方が好きと伝えられていましたからね。でも、ニューヨークは日本人にはとても住みやすい街です。納豆、味噌、明太子など、日本の食材は何でもあるし、配達もしてくれます。日本語のフリー・ペーパーが3つあって情報も得られるんです」
羽鳥「161億円ですよ」
松尾貴史(タレント)「161億ウオンじゃないからね」
羽鳥が野球オンチの高木美保(タレント)に「わかりましたか」と振る。
高木「ゼネラル・マネージャーがキャッシュマンさんという、いかにも現ナマ…」(爆笑)
破格の契約!4年でフリーエージェント
ヤンキースは昨季、プレーオフ進出を逃し、先発投手の確保に力を入れていた。キャッシュマンGMは「161億円が高いと聞かれたが、だれであろうと才能には金を払う」と語っている。
しかし、この161億円は松坂大輔(07年)6年61億円、ダルビッシュ有(12年)6年46億円(ドルでは松坂より高いのだが、円高で円換算では低くなっている)の2倍以上だ。球団への落札額が2000万ドル(約20億円)という枠が設けられたため、その分を選手の年俸に振り向けられたということだろう。
野球解説者の角盈男氏は「ヤンキースは松井で相当いい思いしてますね。年間のチームへの経済効果は25億円といわれてるから、これだけ出せるんです」
羽鳥「4年でフリーエージェントできる契約ということですが…」
角「これが凄いなと思います。彼は若いですから、4年間で成績を上げると、また金額があがっていく」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「4年分を計算すると92億円。これを運用すると年間5億円になる」
角「関係ない」(笑い)