「80歳を過ぎて、いつどうなるかわからないから…」
なぜ今になって明かしたのか。司会の小倉智昭が「年取ると、話しておかなくてはと思うのかしら」という。浅香をよく知るキャスターの笠井信輔が解説する。
「いまから4年前に60歳を超えた次男から、僕のお父さんは誰ですかと聞かれたそうです。それで浅香さんは覚悟を決めて、お父さんは総理になりそこなったけど、なりそうな人だったと話したそうです」
司会の菊川怜「なぜ、今?」
笠井「80歳過ぎて、いつどうなるかわからないということで、実際のことを話しておこうと思ったようです」
総理になれそうで、なれなかった政治家とは誰なのか。「とくダネ!」は追及しなかったが、聞けば聞くほど、女剣劇のスター浅香光代の一代記はそのまま芝居になりそうなストーリーだった。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト