お掃除ロボットが人気上昇中だという。狭い床面でも動き回って自分でゴミを吸い取ってゆくアイツだ。家事の負担が減って便利と売れ筋商品になっていて、家電量販店では特設コーナーまである。「値段は3万8900円、4万4800円とさまざまですが、最近は低価格(1万2800円)の商品も発売されて、販売台数は3年前の9倍になっています。このお掃除ロボット、人気の秘密は便利さだけでなく可愛さにあったんです」と中村慶子アナがリポートした。
必死でゴミ吸い回るけなげさ
埼玉県の中仙道家では、3年前にお掃除ロボットを購入した。中仙道家の1日はテーブルの椅子上げで始まり、掃除機の出番になる。夫の太郎さん、娘のあいさんが出かけると、妻の佐知子さんがスイッチをオンにする。誰もいないリビングやダイニングを掃除機はクルクルと駆け回り、狭い場所でも文句を言わず、障害物を乗り越えてひたすら「業務」に専念する。1時間後にはゴミのない部屋になっていた。
「とにかく障害物も乗り越えようと必死でね。その姿は彼は凄いなと思ってしまいますよね」と佐知子さんは笑う。夫の太郎さんは今まで掃除はしなかったが、ロボットの手入れは買ってでる。「掃除機のすみずみまできれいにしてやると、あすもちゃんと働いてくれるのかなと思いますよね」と、溜まったゴミを処理した後に充電する。この充電を中仙道家では「ご飯の時間」と言っている。自分たちの食事ではない。お掃除ロボットの「ご飯」だ。
ブログやツイッターもロボットお掃除機の話題で持ちきりである。「あいつ、どこへ行ったんだ?と話しかけているんです」「お掃除ロボットの名前が決まりました。ベラです。命名は娘です」