東京・吉祥寺の井の頭公園は、繁華街に近いにもかかわらず、静かな森と池、動物園や文化施設が心を和ます憩いの場となっている。その池の水が汚れたのと、ブルーギルなど外来魚の駆除のために、先週18日の土曜日(2014年1月)から初めての水抜きが始まった。すると、とんでもないものがたくさん沈んでいた。
あっちに数台、こっちに数台…
井の頭公園は3年後が開園100年になるという。池は神田川の源流でもあるのだが、「水をきれいに」という要望が出るほど濁っていて、透明度はまったくない。これまでにアリゲーターガーが見つかったなんていう怖い話もあった。固有のクチボソなどを外来魚から守る必要もあって、今回の水抜きとなった。
池の水は5万4000トンで、水抜きには10日ほどかかる。作業3日目のきのう20日、水位が下がって見えてきたのは多数の投棄自転車だった。池の周囲からも「あれ、なに?」「えー、どうして、だれが?」と驚きの声が上がる。「とんでもない人がいるね」「ダメだね、なってない」と怒っている。
管理する東京都西部公園緑地事務所も「こんなに1か所にまとまって投棄してあるとは思いませんでした」という。1か所に5、6台づつが3か所。計15台ほどが見えている。まだまだ出てくるかもしれない。公園事務所は「ゴミ処理の費用までは考えていなかった」という。
近くの駐輪場の自転車をいたずら
それにしても、だれがやったのか。池の脇には自転車置き場があり、公園利用者は自由に置ける。ここに自転車をとめて、そのまま吉祥寺駅から電車に乗る人もかなり多いらしい。大西洋平アナは「無断駐輪」といったが、それが井の頭公園のいいところでもある。
ともあれ、その自転車の一部が池に放り込まれたのは間違いない。自転車と傘はもはやなくなってもだれも探さない。舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)が「白状しますけど、吉祥寺で大騒ぎしたあと、なんとなく仲間同士でわいわい公園に行ってるのがいる。気が大きくなったりして…」と話す。
司会の羽鳥慎一「酔っぱらったりしてねえ」
宮田佳代子(ニュースキャスター)「水をきれいにしようと、ボランティアも出ていますよね。拾うのが魚じゃなくて自転車になっちゃった」
まあ、バカはどこにでもいるということだが、「モーニングバード!」もいただけなかった。「水から見えてきたものとは…」とモザイクをかけておいて、CMマタギをやったのだ。ニュースにモザイクはいけない。やっぱりバラエティなんだね。